おせちの中でもひときわ存在感があり、スイーツ感覚でいただける伊達巻きは、ファンも多いのではないでしょうか。伊達巻きがおせちに入れられているのはスイーツの代わりのような感覚でいる人もいるかもしれませんが、実はちゃんとした理由があるんです!

伊達巻きは断面が巻物に似ているので、学問や文化をイメージさせるんです。見た目が派手なのでおせちに華やかさや彩りを添えてくれるということはもちろんですけど、学問などの教養が豊かになるようにという願いも込めておせちに入れられているんですよ。オーブンと卵をたっぷり使っているので、海外のカステラのようなものという認識をしている人も少なくないんだそうです。

卵をたくさん使うので子孫繁栄の願いも込められているという話もあります。伊達巻きという名前の由来は、伊達正宗が好きだったからという説や女性の着物の伊達巻きに似ていることからという説など様々です。甘くてほっとする伊達巻きにも、いろんな背景があるんですね。