控えめな色ながらもテカテカと輝きを放つ昆布巻きは、旨みがたっぷりで非常に味わい深い一品ですよね。旨み成分の塊とも言える昆布は、噛めば噛むほど味が出る不思議な食べ物です。

かんぴょうできれいに結ばれている昆布は、巻物みたいで可愛いので目にも楽しいおせち料理の人気者ですよね。おせち料理にはそれぞれに意味があるということは全国的にも広く知られていますが、それでは昆布巻きにはどういった意味や願いが込められておせち料理として取り入れられているのか知っていますか?

実は、昆布巻きを入れるのは、ダジャレから来ているのです。よろこぶ→よろ昆布(こぶ)という、ちょっとびっくりしてしまうほど単純明快な意味が込められているのです。難しく考えられがちな日本の伝統的なおせち料理ですが、実はこういったシャレなども多く使われているユーモアあふれるものなんです。知っていくうちに楽しくなってしまいますよ。